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(1日、高校野球宮城大会 仙台育英7―2東北)

 疲労の色が濃い仙台育英を、天が味方した。準決勝の再試合を含む3連戦。雨が強まった二回2死二、三塁で、長谷川の打球は三塁方向へ。「サードゴロだと思った」が、ぬれた芝でコースが変化した。勝ち越しの2点適時打になった。

 前日までの30度近い気温は3度ほど下がった。投手として3連投となった長谷川には、それも幸運だった。ぬかるむマウンドで平常心を保ち、10安打を浴びながら2失点で投げきった。「試合中は疲れは感じなかった。終わったら体が重いですね」と笑った。

 初戦敗退した今春の選抜大会後、グラウンド10周の約6キロを毎日、全員で走ることに決めた。悪天候でも続けた。「10周」はチームを支える合言葉になった。もっと大雨の中でも走ったから、心は乱れなかった。

 運を引き寄せたのも自分たちだ。全国49番目、最後に甲子園行きを決めた。(伊藤雅哉)

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