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(1日、西武8―0楽天)

 首位相手でも西武は止まらない。2011年9月以来の10連勝。「皆で戦うという姿勢が出ている」と満足げに振り返った辻監督の目指す「そつなく、つなぐ」野球が、形になってきた。

 三回1死二塁、源田は「最低でも進塁打」を意識。おあつらえ向きに内より高めに来たスライダーを狙い通りに引っ張った。右中間フェンス直撃の適時三塁打で先制点を奪う。続く浅村は、強振せずに外野フライを狙ったようなスイング。中犠飛で1点を追加し、「いい仕事ができてよかった」。

 この連勝中、選手たちは異口同音に「いい流れに乗れた」と口にする。この日も本塁打なしの6安打で、8得点。つなぐ意識が浸透し、それが結果に出る好循環が続いている。

 そつのなさも徹底されている。四回に適時打を放った外崎は、左翼から本塁への返球を捕手が捕球したときには、もう二塁手前にまで進んでいた。一回1死二塁でも、ゴロを処理した三塁手が全く警戒せずに一塁へ送球すると同時に、二塁走者の秋山がスタート。楽々と三塁を陥れ、重圧をかけた。隙を逃さないしたたかさも随所に見える。

 上位2球団との6連戦の初戦を快勝し、「きょうは勝ちたかった」と辻監督。楽天、ソフトバンクと計15戦を戦う勝負の8月を好発進し、「ヒットが少なくても点が取れる。勢いだけ、と思いたくない」と手応えを口にした。(松元章)

 ○金子侑(西) 六回、試合を決定づける2点二塁打。「いい流れで回してもらい、その流れを切らずに打つことができてよかった」

 ○源田(西) 三回に適時三塁打で先取点。「ちょうど甘いところに来た。雰囲気がいいし、それに乗っかれてる」