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 豪雨災害に見舞われた秋田県大仙市で1日、岩手県陸前高田市の県立高田高校の野球部員が、ボランティアで被災住宅の片付けを手伝った。東日本大震災の際、大仙市は岩手県沿岸部に災害ボランティアを派遣した経緯があり、「恩返しをしたい」と駆けつけた。

 高田高野球部の監督、部長を含む57人は、陸前高田市を午前6時に出発。9時に大仙市に到着すると、二手に分かれて作業をした。多くの住宅が床上浸水した協和下淀川の川原地区では、主将の蒲生潤君(2年)ら17人が、今ヤエさん(76)方で床下の泥出しや庭に入り込んだごみを片付けた。衣服を泥だらけにし、約4時間汗を流した。

 蒲生君は震災の際、秋田から来たボランティアが片付けを手伝ってくれるのを見ていた。「つらい気持ちはわかるので、少しでも助けになりたい」と話した。ヤエさんは「床下にもぐって一生懸命やっている。元気づけられ、涙が出てくる」と目を拭った。

 高田高野球部は、昨夏に甲子園に出場した大仙市の大曲工業高と練習試合をするなど、度々秋田を訪れている。この日は、大曲工の野球部員と監督48人も、ボランティア活動をした。(山谷勉)

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