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 年齢を重ねても、介護を必要とせずに自立して生活する能力を保つには、地域の活動などに積極的に参加することが大きな役割を果たすらしいことが研究でわかってきた。「だれかの役に立ちたい」と思って行動することは、自分自身の体や心の活力を高めてもいるようだ。

サロンで交流 元気に

 7月20日、愛知県武豊町の会館に60人あまりのお年寄りが集まった。お昼休みを挟んで計4時間ほど、フェルトで花をかたどったブローチづくりや体操、盆踊りなどをした。町の事業で10年前から続く「憩いのサロン」だ。

 65歳以上の全住民を対象に、町内13カ所でそれぞれ月1~3回開く。手芸や将棋、カラオケなどもあり、楽しく交流できる場をめざす。住民は100円を払えばどの会場のサロンにも参加できる。

 費用を町が助成し、運営はボランティアが中心になる。この日は、20人ほどが会場の机やいすの設置や片付け、司会進行、お茶やお菓子くばりなどに動き回った。中川きみ子さん(87)は「サロンでしっかり働けるように、ふだんの体調にも注意しています」という。ボランティアも大半は65歳以上という。

 日本福祉大などの研究チームが当初から関わり、「高齢者が交流する場を設けることは、要介護状態になるのを防ぐのに効果的かどうか」を調べた。開設からの5年間で、サロンに参加した約250人のうち要介護認定を受けた割合は7・7%で、不参加だった約2200人の14%に比べほぼ半分だった。

 「もともと元気だった人が参加できただけ」ではないことを確かめるため、統計学的手法で詳しく検証した。認知症の発症との関係について調べると、よく参加する人の発症リスクは不参加の人より30%低かったという。

 何がこうした効果をもたらした…

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