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 ハンガリーで開かれた水泳の世界選手権でメダルを獲得した日本代表の6人が1日、帰国し、東京都北区で記者会見に臨んだ。3人の新しいメダリストが誕生した一方で、目標としていた複数の金メダル獲得は逃したため、2020年東京五輪に向け危機感をにじませる選手もいた。

 女子で唯一のメダルを獲得した大橋悠依(東洋大)は「200メートル個人メドレーで銀メダルを取れて、力がついてきていることを確かめられた。いい試合になった」と振り返り、笑みを浮かべた。大橋のほかに、200メートル平泳ぎで銀の小関也朱篤(ミキハウス)、銅の渡辺一平(早大)も世界選手権で初めてメダリストに仲間入り。世界記録保持者でもある渡辺は「世界記録は更新できなかったが、ダブル表彰台を取れ、すごく納得している。東京五輪はワンツーフィニッシュを目標に頑張っていきたい」と語った。

 一方、リオ五輪400メートル個人メドレーで金の萩野公介(ブリヂストン)と銅の瀬戸大也(ANA)は、米国選手に金メダルを明け渡した。瀬戸はこの種目の世界選手権3連覇も逃したとあって、「東京五輪に向け、もっと頑張らないといけないと痛感した。公介とはもっと2人でバチバチやり合っていこうねという話をした」。金メダル奪回に向け、危機感をにじませていた。

 400メートル個人メドレーの結果について、平井伯昌監督は米国選手の伸びというよりも、萩野、瀬戸両選手が実力を発揮できなかったことが敗因とみる。「世界記録より下(のタイム)で金メダルが取れると思ったら、大間違い。世界新がターゲット」と指令を出した。また、シーズンの後半は所属チームに戻って練習するのが通例だが、今後は代表チームの合宿を増やすなどして強化する方向性も示した。