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 第99回全国高校野球選手権大会に出場する彦根東で、チアリーディングのチームが結成された。同校1、2年の初心者23人に、彦根東に惜敗した滋賀学園のチアリーディング部の有志6人が加わっててほどき。「スタンド全体を巻き込みたい」と練習に励んでいる。

 滋賀学園は県内で唯一のチアリーディング部があり、4年前に彦根東が夏の甲子園に初出場したときも友情応援に参加した。こうしたことから彦根東からチアリーディングの振り付けなどを依頼したところ、滋賀学園側が快諾。チア部員も参加してチームが結成された。

 1日に彦根東の体育館であった練習では、滋賀学園の村井三幸コーチが、応援曲17曲に合わせて考えた振り付けを指導。部員らが見本を見せながら手の位置などを細かく教えた。彦根東のために考え、初心者にも覚えやすくシンプルに、遠くから見ても分かりやすいように大きく手を動かす振りになっている。

 両校は滋賀大会の3回戦で対戦し、3―2で彦根東が接戦を制した。滋賀学園の田井中萌依さん(3年)は「負けたときは悔しかったけど、今は滋賀の代表として負けたチームの分も勝ってほしいと思い、友情応援に参加しました」。滋賀学園の振り付けとはほとんど違うため、半日で一から覚えてきたという。

 彦根東の辰已菜々子さん(2年)は所属する剣道部の2年生同士で「一生に一度の経験だからやってみよう」と参加した。「初心者なので振りを覚えるのが難しいけど、分からない部分があったらすぐに(滋賀学園の部員たちが)教えてくれるので助かります」と話している。

 両校のメンバーらの間では早速LINE(ライン)グループが作られ、チア部のメンバーが踊った見本の動画などを共有。メンバーたちは家でも動画を見て練習に励んでいる。滋賀学園チアリーディング部主将の三輪綾乃さん(2年)は「彦根東の一員になった気持ちで、スタンド全体を巻き込むような大きな声と踊りで応援したい」と意気込む。

 チームリーダーで彦根東の藤原穂香さん(2年、ハンドボール部マネジャー)は「一つの学校のような気持ちで応援にのぞみ、滋賀代表として応援を勝利につなげたい」と話している。(石川友恵)

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