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 原爆で家族を失った悲しみを俳句に詠んだ被爆者で俳人の松尾あつゆきさん(1904~83)の被爆体験などを描いた漫画「子らと妻を骨にして 原爆でうばわれた幸せな家族の記憶」が8月9日、出版された。松尾さんと親子3代はどう原爆と向きあったか。そんな家族の物語が、やわらかなイラストと句でつむがれる。

 松尾さんは英語教師でありながら、五・七・五の形にとらわれない自由律俳句の俳人だった。41歳で原爆が投下されたとき、自身は勤務先にいて無事だったが、城山町の自宅近辺にいた妻と3人の子を相次いで亡くし、長女のみち子さんと2人きりに。戦後は被爆体験や家族の喪失を詠み込んだ俳句を残した。

 漫画にしたのは長崎市在住の漫画家、奈華(なか)よしこさん(64)。松尾さんの句集などを読んで感じたのは、「どこにもぶつけようのない怒りや悲しみ、慟哭(どうこく)」だった。執筆にあたっては、俳句をちりばめながら、松尾さんの内面を描くことに努めた。長女みち子さんとその子、平田周さん(59)=長与町=がそれぞれの視点で原爆と向きあう姿も描き、原爆と家族3世代の物語に仕立てた。

 漫画は平田さんが、祖父の代表…

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