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 今回の内閣改造を、どう評価するのか。専門家らに名付けてもらった。

 《山口大准教授・小川仁志さん(公共哲学)の話》 「もう間に合わ内閣」「手遅れ内閣」だ。批判にさらされたポストに実力や実績のある人を起用し、お友達内閣と言われた過去と一線を画してはいる。

 だが、人心一新の感がなく、期待感がわかない。小泉進次郎氏らが現政権を見限っているように見え、挙党態勢には程遠いからだ。良い薬だが処方するのが遅すぎたという印象だ。

 「君主論」で知られる思想家マキャベリは「病が目の前まで近づいてくるのを待てば、薬は間に合わない」と、政治における病の早期発見の大切さを指摘している。それができるのは思慮深い人物だけだとも述べた。安倍首相には思慮深さが欠けていたと思う。

 君主論は「側近が有能でない場合、支配者に対して良くない評価を下してよい」と人事の重要性にも言及している。稲田朋美氏らを「抜擢(ばってき)」した時点で、勝負はついていたのかもしれない。

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