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 威勢よく「かっぽれ、かっぽれ」――。「江戸芸かっぽれ」を伝承する豊年斎五代目家元の櫻川ぴん助さん(72)と社中の男女約70人が6日、東京都台東区の浅草神社で300回目の実演を奉納した。唄や三味線の音につられて集まった大勢の観客らが、躍動的な踊り姿に見入っていた。

 「江戸芸かっぽれ」の起源は、大阪の住吉大社の「住吉踊り」で、江戸時代の化政期ごろに江戸に伝わり、浅草神社境内で大道芸として演じられた、とされる。ぴん助さんは1985年、伝承者が名乗る「豊年斎」を先代の父親から継承。大道芸の精神を重んじ、92年から月1回、浅草神社への奉納を続けてきた。

 この日、頭に豆絞りのはちまきを結び、赤いたすきをかけ、藍染めの市松模様などの浴衣を尻からげした社中の男女約70人が、お練りに臨んだ。ぴん助さんらによる奉納踊りに続き、全員で三味線や太鼓などの演奏で「石投げ」「けんかかっぽれ」「網引き」の3種のかっぽれを披露した。

 観客の東京都港区在住の山田冨…

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