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(8日、高校野球)

 選手宣誓は滝川西(たきかわにし、北北海道)の堀田将人主将。ゆっくりとした口調で「全国の高校球児の思いを胸に、最後まで諦めず、正々堂々と全力でプレーすることを誓います」と語った。

 2日前のリハーサルで練習をしながら思い浮かんだのは、甲子園に向けて出発した朝、大雨にもかかわらず学校に集まり、笑顔で送り出してくれた生徒や滝川市民の姿。仲間や家族、監督のほか、「応援してくださる多くの方々」への感謝も宣誓に盛り込んだ。

 こだわったのは「真っ白なユニホームが真っ黒になるまで」「真っ白なボールを真っ暗になるまで」という言葉。幼いころから白球を追い、甲子園を目指した全国の球児たちの思いを込めた。ところが、滝川西のユニホームは白ではなく空色。リハーサルの後で聞かれると堀田主将は「普段の練習着は白だから」と笑いつつ、「野球の原点を思い出せるフレーズ」と気に入っている様子だった。

 スタンドで緊張した様子で宣誓を聞いていた母の一美さん(46)は、小学2年から野球を始めた堀田主将の服は「いつもどろどろだったな」と思い起こして涙がこぼれた。「ここに連れてきてくれてありがたい。子どもも親も頑張ってよかった」と感慨深げだった。(天野彩)