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 大手商社の双日は、マグロ養殖事業で、人工知能(AI)を活用する実証実験を始めた。NTTドコモなどが開発した技術をもとに天候や水温によるマグロの変化を分析し、エサの量を調節して効率的な育成をめざす。

 実験場所は、双日の完全子会社「ツナファーム鷹島」が運営する長崎県松浦市の養殖場。マグロのいけすの水質や食べたエサの量などをドコモの技術で一括管理し、蓄積したデータからAIがエサの最適な量を割り出す。また、水中カメラの画像を使って自動でマグロを数え、死んだり逃げ出したりした数を正確に把握する。

 実験は4~6カ月間を予定している。双日によると、環境変化に敏感なマグロは、天候や水温でエサを食べる量が変わり、与え過ぎると水質の悪化で死ぬことがある。今回の仕組みが実際に導入できれば、マグロをより短い期間で育てたり、死ぬ率を下げたりできる可能性があるという。(鬼原民幸)

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