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 南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題で、防衛省の前田忠男・陸上幕僚監部防衛部長は8日、「陸上自衛隊が隠蔽(いんぺい)組織ではという報道もあったが、そういうところは一切ない。文書管理上のミスはあった」と語った。

 東京・目黒の陸自幹部学校で開かれた、今後の陸自の役割を有識者を交え議論する「陸自フォーラム」の主催者あいさつで語った。

 先月末に公表された同省の防衛監察本部による特別防衛監察では、陸自が日報を情報公開の対象から外すことを狙い、文書開示請求に対して該当文書はないと回答。その後、一部を捨てたことが明らかになっている。前田氏の発言は、こうした指摘への認識の甘さを示したものと言えそうだ。

 前田氏は発言後、朝日新聞の取材に対し、「監察結果を詳細に読まず発言した。詳細に読み、真摯(しんし)に受け止める」と語った。(藤田直央

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 防衛省の前田忠男・陸上幕僚監部防衛部長が8日の「陸上自衛隊フォーラム」での主催者あいさつで、日報問題について語った概要は次の通り。丸カッコ内は後に防衛省に確認。

 最後になりますが、今日、岡部陸上幕僚長は(日報問題で引責辞任し)陸上自衛隊を離れるということですが、日報問題等で陸上自衛隊が隠蔽組織ではないかというような報道等もありましたけれども、そういうところは一切なくてですね、文書管理上のミスはあった(と前田氏は考える)ものの、(岡部氏から)我々が国民とともにこれまでしっかりやってきたことを継続していこうというコメントはありましたので、皆さんにご説明さし上げて開会のあいさつとさせていただきます。