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 島根県雲南市教育委員会は9日、7月中旬に雲南市内から野生へ放した国の特別天然記念物コウノトリの幼鳥が、鳥取市内で死んでいたと発表した。親鳥が猟友会員に誤射され、兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(同県豊岡市)が保護して育てた4羽のうちの1羽。

 鳥取県教委によると、8日午前6時半ごろ、雲南市から約100キロ離れた鳥取市内の用水路に浮かんでいるのを住民が見つけた。雄の「げんちゃん」とみられ、7月下旬ごろから目撃されていた。死因は不明。残る3羽は8日現在、雲南市周辺で元気に過ごしているという。

 コウノトリの郷公園の広報担当者は「コウノトリはすべてが成鳥に育つわけではなく、巣立ち後に死んでしまうのは珍しいことではない」と話す。豊岡市でも今年、巣立ちが確認された25羽のうち3羽が死んだという。