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 72年前の8月9日午前11時2分、一瞬にして街や人々を焼き尽くした長崎原爆。朝日新聞デジタルでは、被爆の実相に迫る写真特集「ナガサキ、フィルムの記憶」(http://t.asahi.com/noak別ウインドウで開きます)を公開しました。投下後、朝日新聞社のカメラマン2人が撮影した貴重な所蔵フィルムや、米軍が記録した資料写真など計65枚を無料でご覧いただけます。

 冒頭のカラー写真は、原爆で破壊された浦上天主堂。聖ヨハネ像とマリア像が並び立ち、れんがの壁が崩れています。これを含め公開した計10枚のカラー写真は1973年、米国から日本に返還されたものです。モノクロ写真では、投下直後に上空で撮影されたキノコ雲の連続写真や、がれきの中でカメラを構える米兵の姿もあります。こうした返還資料をきっかけに世界で「原爆展」が広がったといいます。

 朝日新聞の記者が撮影した所蔵写真も多数あります。東京本社出版局にいた松本栄一氏(1915~2004年)と西部本社写真部員だった富重安雄氏(1908~97年)は、ともに故人ですが被爆まもない長崎・広島の市街に入った数少ない報道カメラマンです。焦土と化した街並みや負傷者の救護風景など、惨状を数多く撮影しました。朝日新聞紙面に掲載されたほか、長崎原爆資料館でも一部が展示・保存されています。

 今回の写真特集は、2015年8月に公開した写真特集「ヒロシマ、カメラの証言」(http://t.asahi.com/i6t3別ウインドウで開きます)と対をなす企画です。こちらも併せてご覧下さい。(西村悠輔)