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 国内銀行138行の6月末時点のカードローン貸出残高は、前年同期より8・6%増えて5兆6793億円だった。6月末としては1998年以来19年ぶりの高水準で、消費者金融など貸金業者の約4兆円との差をさらに広げている。

 日本銀行が10日発表した「貸出先別貸出金」でわかった。カードローン残高の伸び率は14年3月の16・0%をピークに縮小傾向が続くが、銀行の貸出残高全体(481兆1352億円)の3・6%増を大きく上回り、依然として高水準だ。

 消費者金融には年収の3分の1以下しか貸せない「総量規制」があるが、規制対象外の銀行には貸出額の上限がない。

 一方、アパートローンなどの「個人による貸家業(設備資金)」向け貸出残高は4・2%増の22兆2534億円。相続税対策の地主やサラリーマン大家による不動産投資の拡大が続いている。ただ、4~6月の新規貸出額は7171億円と、前年同期を14・6%下回った。