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(12日、高校野球 仙台育英15―3滝川西)

 滝川西の3得点をたたき出したのは、9番打者の竹原だった。七回、3四死球でもらった2死満塁。雑念を捨てた。「追い込まれるまでは直球に絞っていた」。2球目。狙い球をとらえて右中間二塁打だ。

 地方大会は打撃フォームを崩して打率は2割に届かなかった。甲子園入りして、たたきつけ過ぎていた振りをしっかり修正した。

 五回の失策を埋め合わせたい気持ちも強かったという。自分に余裕を持たせようと笑顔を絶やさなかった。そして「打席ではいつも通り積極的にいけた」。敗戦でも自分のスタイルを出せた。

滝川西・鈴木、好返球で本塁刺す

 滝川西の先発鈴木は最後に奮起した。「このままで終わりたくない」。五回までに7失点したあと左翼にまわり、八回の守備。1死一、二塁から左前安打を捕球し好返球で本塁で刺した。2死満塁から再登板し空振り三振に抑えた。だが、計11安打8失点。「調子は悪くなかったのに少しでも甘くなると打たれた」

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 ●小野寺監督(滝) 「(七回は)スタンドから手拍子が起きて、『お前ら幸せだな』と言っていたら3点取れた。甲子園の野球ファンに力をもらった」