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 剣道再試合の2人のその後は――。

 12日に仙台市で行われた全国高校総体の剣道男子で、前日に異例の再試合を戦った九州学院(熊本)の岩切勇磨(3年)と高千穂(宮崎)の林拓郎(3年)は、岩切が個人、林が団体でそれぞれ日本一に輝いた。

 2日間で計54分24秒の個人4回戦を制し、この日の準々決勝に進んだ岩切は「きつかった。あとは根性と思っていた」。勝ち進んだ決勝はまたしても延長にもつれたが、コテで一本勝ち。九州学院の団体5連覇を逃して気持ちが一度は切れたというが、「最後は支えてくれた人のために勝てて良かった」。

 林は「あの長い試合中、チームメートがずっと応援してくれて一緒に悔しがってくれた。団体ではみんなのために戦った」。高千穂の中堅として島原(長崎)との決勝でメンを奪って一本勝ちし、26年ぶりの優勝に貢献した。「うれしすぎて、まだ実感がない」

 最後は2人とも笑顔で終わった。(菅沼遼)