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 江戸時代に朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節「朝鮮通信使」の行列を再現したパレードが、6日に対馬市であった。ユネスコの世界記憶遺産に朝鮮通信使に関する記録を登録することを日韓共同で目指しており、韓国側からの60人を含めて両国から計約280人が参加した。

 パレードは毎夏恒例の「対馬厳原港まつり」の行事の一つ。今年は通信使の正使を韓国の俳優パク・ビョンウンさんが、対馬藩主を陸上自衛隊対馬駐屯地の大倉正義司令が扮した。朝鮮の伝統衣装や日本の武士の装束に身を包んだ一行は、輿(こし)を担いだり旗を持ったりして、同市厳原町の中心部を練り歩いた。

 到着したまつりの会場で、朝鮮通信使行列振興会の稲田充会長が「日韓交流の平和遺産であるこの朝鮮通信使を今後もこの対馬で長く再現していきたい」とあいさつした。

 世界記憶遺産登録をめぐっては、官民でつくる日韓の団体が昨年3月、共同申請書をユネスコ事務局に提出。今年下半期中の登録を目指している。