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(13日、高校野球 三本松9―4下関国際)

 やっと、やっと。三本松の取材スペースのあちこちで、「やっと勝てました」の声が弾む。創部108年目、春夏合計4度目の甲子園で初勝利。ほとんどが地元東讃(とうさん)地域出身の仲間で、「三高」の歴史を変えた。

 グイと初勝利を引き寄せたのは主将だ。1―0の二回、渡辺が真ん中高めのスライダーをたたき、左中間スタンドへ。これが三高としての甲子園1号本塁打。「一塁側アルプスの歓声がすごくて、勝ったらこれだけの人が喜んでくれるんや、と思った」。そして四回には右へ犠飛。六回は右前適時打と、4打数3安打3打点の活躍。12安打で9得点の打線を引っ張った。

 捕手としての苦労も報われた。渡辺は昨秋に転向。エース佐藤は「最初はキャッチングが下手だった」と明かす。冬を通じて日下監督と特訓。この日、佐藤は得意の変化球をワンバウンド覚悟で投げ込めた。歴史的な1勝をつかみ、ふたりは静かにグータッチした。(篠原大輔)

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 ○大久保(三) 一回、先頭で右翼へ三塁打を放つ。「得意の低く強い打球を最初から打てた。次も1番として攻撃に流れを作りたい」

■香川勢は6年ぶりの初戦突破

 第93回大会(2011年)の1回戦で英明が糸満(沖縄)に勝って以来。三本松は初勝利。

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