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Re:お答えします@高校野球・大阪桐蔭編

 《質問》坂之下晴人君(3年)が打席に立ったときにする空手のようなポーズが気になります。どんな意味があるのでしょうか?(大阪市北区・朝日新聞記者 高岡佐也子〈34〉)

 《回答》あれは、ボールとの距離感を確かめるための動きだそうです。

 右打ちの坂之下君は右手でバットを持って、左腕を伸ばします。まっすぐ伸ばした左腕は、これから打つ打球の軌道をイメージしているそうです。目線はマウンドの投手の足元あたりに向け、股関節に力が入るよう、左足を少しだけ上げます。一見、歌舞伎のポーズのようでもありますよね。

 「なるべく球との距離をとる」。西谷浩一監督(47)の言葉を意識付けるのに役立っているそうです。

 「打ちたい」という気持ちが前に出過ぎると、体が前のめりになってしまい、詰まった当たりになりがちです。より力強い球を打つためには、きちんと球を体に引き寄せ、打つことが大事です。

 「空手というよりは、矢を放つみたいなイメージでしょうか」と坂之下君。練習や試合で、打撃につい力が入り過ぎてしまう時、冷静になるために、この動作をするそうです。

 チームでは、打撃の調子を落としたとき、打席でこのポーズをとるのが定番になりつつあるそうです。(半田尚子)