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 東京都千代田区のビル建設現場で11日、男性作業員3人が転落死した事故で、3人とともに落下した鉄板の足場に、耐重量を大幅に超える重さの作業車が載っていたことが警視庁への取材でわかった。同庁は重量オーバーが事故原因の疑いがあるとみて調べている。

 丸の内署によると、死亡したのは建築関連会社員の小林義行さん(48)=東京都江戸川区=、ともに内装工の土屋剛さん(51)=東京都目黒区=、生川信一さん(43)=千葉県船橋市。3人は当時、工事現場5階部分で作業にあたっていたとみられる。エレベーターを設置予定の場所が縦約2・9メートル、横約2・7メートルの空洞になっていたが、この穴を塞ぐように鉄板を数枚並べて設置し、足場として使っていた。耐重量は150キロほどだったという。

 当時、この足場の上で、土屋さんが重さ約630キロの高所作業車に乗って内装工事をし、生川さん、小林さんは近くで作業をしていたとみられる。署は、作業車の重みで足場が外れ、3人が約36・5メートル下の地下3階まで落下したとみている。