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 「和牛五輪」と呼ばれ、和牛農家が育成技術や肉質を競う全国和牛能力共進会(全共、仙台市で9月開催)の宮崎県代表の一頭に、高校生が育てた牛が選ばれた。宮崎は全共2連覇中で、「日本一の和牛」を名乗る産地での快挙。県内の畜産関係者がめざす「全共3連覇」の夢を、高校生たちも一緒に追いかける。

 選ばれたのは県立小林秀峰(しゅうほう)高校農業科=同県小林市=の雌牛「れな」。同校農業クラブの8人が育てた。

 母牛の体形や立ち姿の美しさを審査する、種牛(しゅぎゅう)の部の「2区」に出場する。高校からの出品は1987年の大分県立三重農業高(現三重総合高)以来、30年ぶり。今大会には広島の県立庄原実業高も出場する。

 宮崎の選考会を勝ち抜くのは、全共の本番より厳しいとも言われる。

 7月の選考会。生徒たちは、れなに「一緒に宮城に行くよ」と声をかけ続けた。代表決定のアナウンスが流れると、会場からはどよめきと大きな拍手が起こり、生徒たちは泣き叫んで喜んだ。2区の県代表は2枠あり、もう1枠は全共に4連続で出場している大ベテラン農家が選ばれた。

 県の選考で審査員を務めた全国…

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