[PR]

 終戦の日の15日、第2次世界大戦中に旧日本軍のインパール作戦に参加し、死亡した元兵士らの「戦没者慰霊祭」がタイ北部のチェンマイ周辺で開かれた。参加者らは戦没者を悼むとともに、平和への誓いを新たにした。

 旧日本軍が連合国側の補給路を遮断するため、インド北東部の攻略を狙ったインパール作戦が失敗し、日本兵らはビルマ(ミャンマー)を通ってタイ北部などに敗走。その際に、多くの死傷者が出た。

 まだ遺骨が残っていることを知った佐賀県の僧侶らが収集を進め、1993年に、多くの遺骨が見つかったチェンマイ郊外バンカートの学校の敷地内に「タイ ビルマ方面戦病没者追悼之碑」を建立。タイ人の軍属を含む約1万8千柱をここに納めた。

 チェンマイ在住の日本人有志らはこの碑の前と、市内の寺院にある慰霊碑の前で8月15日に慰霊祭を開いてきた。

 バンカートでの慰霊祭にはこの日、川田一徳・在チェンマイ総領事や在住日本人、学校関係者ら70人余りが参加。碑に献花して戦没者らを追悼した。あいさつした実行委員会のメンバーは「二度と戦争は起こしませんと平和を強く誓う会としたい」と述べた。(チェンマイ=貝瀬秋彦)