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 インドネシアで覚醒剤など違法薬物の密売人とみなされて警察官に射殺された容疑者の数が今年に入って60人に上り、昨年1年間の3倍を超した。国際人権NGO「アムネスティ・インターナショナル」が16日、発表した。

 昨年は1年間で18人が射殺されたが、今年は8月だけで既に6人が殺された。警察は「自衛のため」「逃げようとしたから」と説明しているという。アムネスティは、ドゥテルテ大統領が掲げる麻薬犯罪撲滅作戦で多くの死者が出ているフィリピンを「まねしているようだ」と指摘。「殺しても問題解決にはならない」と批判している。

 インドネシアでは違法薬物が横行しており、刑務所も薬物犯で超過密状態。業を煮やしたジョコ大統領が7月、「少しでも抵抗したら撃て。容赦するな」と警察に注文をつけ、波紋を呼んでいた。(ジャカルタ=古谷祐伸)

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