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 岡山県玉野市の渋川動物公園で、大型のアルダブラゾウガメの「アブー」が2週間ほど行方がわからなくなり、16日に園の外の林で無事見つかった。1メートル近い大きさの甲羅を抱え、歩みはのろいのに、飼育員の目を盗んでどう逃げ出したのか?

 今月1日朝、開園の準備に追われるさなか、放し飼いのアブーは逃げ出した。防犯カメラには、午前8時45分ごろ、無施錠の入園ゲートから外に出る姿が映っていた。飼育員の山根美実(よしみ)さん(47)は「大きいから外に出たら気づく」と考えていたが、いなくなったのに気づいたのは正午前だった。

 スタッフが周辺の道路や山中を捜したが、ふんや爪痕などの痕跡すら見当たらない。「誰かに連れ去られたのでは」。園内ではそんな声も出た。

 「より多くの人の目で捜してほしい」。園は14日、発見者に懸賞金50万円を渡すとホームページで公表。すると、長靴を履いてロープを持った人たちが「アブーを捜す」と続々押し寄せた。16日昼過ぎ、岡山市内の親子が園から150メートル離れた林の中で発見。スタッフは涙を浮かべて喜んだ。園は50万円を親子に手渡した。

 動物公園は、1989年にオープン。ヤギやヒツジなど約80種600頭・羽を山の起伏に沿った3万坪ほどの敷地で飼っている。「動物のありのままの姿を知ってほしい」。そんな宮本純男園長(79)の願いもあり、動物と触れあえるのが特徴だ。昨年は4万人超が訪れた。アブーは13年前、園長が知人からロバやワシなどとともに譲り受けた。「おとなしくて、子どものアイドル的存在」だった。

 実は、アブーは7月にも園外に出たことがある。その時は200メートル先の市道ですぐに見つかった。今回の逃走について、飼育員の山根さんは「いつも一緒にいるケヅメリクガメを別の小屋に移した。そのカメを探してうろうろしたのではないか」と推測する。宮本園長は「カメだから遅いという先入観が災いした」と言う。

 大型のカメの脱走は、他の動物…

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