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 フィリピン・マニラ近郊のブラカン州で警察による麻薬犯罪者の一斉摘発があり、15日だけで少なくとも32人の容疑者が殺害された。ドゥテルテ大統領は16日の演説でこの件に触れ、「いいことだ。毎日32人殺せたらこの国の苦しみの要因を減らせるだろう」と評価した。

 地元警察の発表によると、32人の殺害のほか、容疑者100人以上が逮捕された。アベリヤ大統領報道官は16日、多数が殺害された背景について、一斉摘発に加わった警官が「武装した容疑者が捜査に抵抗した」と説明しているとし、「国家警察が調査する」と述べた。

 地元報道によると、麻薬犯罪撲滅を掲げるドゥテルテ氏が大統領に就任した昨年6月末から今年7月下旬までに、全国で計3451人が警察に殺害されている。ただ、アキノ前大統領が今月、「状況に改善は見られないようだ」と発言するなど、麻薬問題の根本的な解決につながるのか疑問視する声も上がっている。(ハノイ=鈴木暁子)

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