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 鹿児島県薩摩川内市内にある西郷隆盛の像が、相次いで姿を消すことになった。西郷ゆかりの湯として知られる同市の川内高城温泉で、長年PRに活躍してきた「西郷隆盛入浴像」の建て替え、撤去の計画が進んでいる。来年のNHK大河ドラマ「西郷どん」放送と明治維新150周年を前に、市が1600万円(県補助800万円)をかけてリニューアルを進める。

 川内高城温泉は、市内の山あいにある温泉地で、温泉好きの西郷が近くで狩りを楽しんだ後、疲れを癒やしたとされている。

 西郷像は温泉地の入り口にあり、1990年に放送された大河ドラマ「翔(と)ぶが如(ごと)く」にあわせて地元商工会が設置したものだという。

 がっしりしたイメージよりもスリムな西郷が岩風呂につかっている姿だが、ツルツルした肌は次第に青白くなり、「古井戸から現れた幽霊」のようになってきたため、新しい像に建て替えることになった。

 近くには西郷の愛犬「つん」の座像も置く予定で、デザインなどについては地元と協議したうえで、来年3月末までの完成をめざすという。

 また、同市西方町の国道3号沿いにも、川内高城温泉への案内板とともに西郷が入浴する像がある。市によると、傷みが激しいため、この像は撤去する予定だという。(城戸康秀)