【動画】訓練中に横転した海上自衛隊のヘリコプター=依知川和大撮影
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 17日午後2時20分ごろ、山口県岩国市の海上自衛隊岩国航空基地で、海上自衛隊のヘリコプターCH101が、訓練飛行中にバランスを崩し、基地内で横転した。基地によると、乗員8人のうち4人が軽いけが。機体は回転翼などが大破した。

 基地によると、ヘリは海上自衛隊横須賀地方隊に所属。南極観測船「しらせ」に搭載され、南極で国立極地研究所の観測隊が使う物資を「しらせ」から昭和基地へ輸送する。

 事故当時、ヘリは機体の下にドラム缶2本をつり下げて運ぶ訓練をしていた。目撃情報などから、基地近くを飛行し、旋回して基地に戻る際に地上付近でバランスを崩して横転したとみられる。

 事故を目撃したという広島県福山市の自営業の男性(58)は「地上3~4メートルで機体が傾き、ローター(回転翼)が地面をたたいた。ドーンという音がして破片が飛び散った」と話した。

 海自は17日、事故調査委員会を立ち上げ、原因究明に乗り出した。また「しらせ」に搭載する同タイプのCHヘリ(事故機含めて3機)の運用を当面の間、中止することも決めた。(二宮俊彦、成沢解語)