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 飛鳥時代で最大級の古墳とみられる奈良県明日香村の小山田(こやまだ)古墳(7世紀中ごろ)で、横穴式石室の通路(羨道〈せんどう〉)の遺構が確認された。県立橿原(かしはら)考古学研究所が24日発表した。専門家は「羨道の幅などから、石室もかなり大きかった可能性が高い」と指摘する。一方、古墳の中心にあるとみられていた、石棺を収める玄室(げんしつ)は見つからなかった。

 県立明日香養護学校の校舎建て替えに伴い発掘調査している橿考研は今年3月、墳丘南端部で通路(幅約2・6メートル)の側壁の石を抜き取ったとみられる2個の穴の一部が見つかったと発表。有力豪族・蘇我(そがの)馬子(うまこ)の墓とされる石舞台(いしぶたい)古墳(明日香村)の一辺約50メートルを上回る一辺約70メートルの方墳とみられることがわかった。

 今回、通路の延長上にあたる部分にさらに6個の穴が出土し、遺構が通路であることがはっきりした。計8個の穴は南北0・4~2・6メートル、東西0・4~2・4メートル。木下正史・東京学芸大名誉教授(考古学)は「羨道の幅や長さ、穴の大きさなどから、小山田古墳の石室は石舞台古墳と同規模か、それ以上になるだろう」と話す。

 穴の中で、くさびが打たれた跡…

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