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 内戦下のシリアの首都ダマスカスで20日、政府などが主催する国際商品見本市「ダマスカス国際フェア」の会場入り口付近を砲弾が直撃した。在英NGO「シリア人権監視団」によると、これまでに少なくとも5人の死亡が確認された。

 シリア内戦をめぐっては、ロシア、イラン、トルコが「緊張緩和地帯」の設置に合意し、ダマスカスの治安は比較的落ち着いていた。しかし、近郊には反体制派の支配地域があり、砲弾は反体制派側からの攻撃だった可能性がある。

 ダマスカス国際フェアは17日から10日間の予定で開かれている。「アラブの春」に触発された政府に対する抗議デモで混乱が始まった2011年を最後に開催を見合わせていたが、アサド政権が軍事的優位を内外に示す狙いで再開した。会場ではアサド政権を支援するイランやロシアをはじめとする海外企業が多数参加しているが、攻撃は「冷や水」を浴びせる形となった。(イスタンブール=其山史晃)

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