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 鹿児島市のJR鹿児島中央駅に隣接するビルの屋上にある観覧車で21日、乗客を乗せたゴンドラのドアを開けたまま動かしたと、施設を運営する鹿児島ターミナルビルが同日夜、発表した。乗り場の係員がゴンドラのドアを閉めず、外から鍵をかけるのも忘れたという。大阪府の中学生ら3人が乗っており、観覧車が1周する約15分間、内側からドアを引っ張り続けたという。けが人はなかった。

 同社によると、閉め忘れがあったのは21日午後1時50分ごろ。3メートルほど動いた時点でドアが開けっ放しになっているのに乗っていた3人が気付いたという。ゴンドラは透明で、約90メートルの高さまで上がるという。

 同社によると、ゴンドラの鍵の閉め忘れを知らせる装置はなく、係員が施錠を目視し、手で触って確認するようにしている。乗り場には3人の係員がいたが、降車した乗客から指摘されるまで気づかなかった。2004年9月に観覧車が開業して以来、ドアの閉め忘れは初めてという。

 同社は係員の安全教育と検証のため、観覧車の運行を23日まで停止する。黒川哲・常務取締役営業部長は「このような事態を起こし、大変申し訳ない。マニュアルを見直し、教育、研修を徹底する」と話した。(大崎浩義)