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 岐阜県瑞浪市釜戸町の中央道で、流れ込んだ土砂に車が巻き込まれて6人が重軽傷を負った事故で、厚生労働省多治見労働基準監督署は22日、土砂崩れ現場近くの陶磁器原料メーカー「丸釜釜戸陶料」を立ち入り調査した。土砂には同社が製造した微小なパウダーが含まれているとして、粉じんの濃度を調べ、土砂を撤去する作業員が吸い込まないようにする対策を同社に求めた。

 この日、監督署の職員2人が調査に入った。職員によると、土砂には同社が保管していた窯業(ようぎょう)で使う原料の他に、同社の製造で、半導体の絶縁材料に使われるシリカパウダーも含まれていた。同社は監督署に対し、「パウダーは流出した窯業原料と同じ場所に埋めていた」と説明しているという。シリカパウダーは微小で、長い期間にわたって大量に吸い込むことによって発がん性やじん肺のリスクが高まるという。

 今回は雨により泥水の状態で流出したが、パウダーが大量に含まれていれば、乾燥することで粉じんとなるリスクがあるため、散水やシートで覆う必要が出てくるという。