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 過激派組織「イスラム国」(IS)の軍事的劣勢が続き、支配地域が縮小している。6月初旬に解放されたシリア北部メスケナでは、追い詰められたISが残虐行為による恐怖支配を強め、住民の心にぬぐい去りがたい記憶を刻んでいた。

 8月中旬、メスケナ中心部の商店や住宅の前には、ISが政権軍との銃撃戦に備えた高さ約1・3メートルの土囊(どのう)が積まれたままだった。道には爆撃による穴があき、多くの建物も戦闘で粉々に壊れている。

 目抜き通りには高さ5メートルほどのポールが立つ。住民らによると、ISは政権軍などに通じたスパイ容疑などの「罪状」を記した紙を市民の首にかけ、ナイフや刀で斬首後、首をポールにぶら下げた。遺体は金属棒で作られたはりつけ台にさらされ、埋葬せずに「ごみ」として処理された。

 今年1月には14歳の少年が「処刑」された。同性愛者と判断された少年は、3階建ての建物の屋上から3度突き落とされても息絶えず、ISメンバーらは石で殴り殺したという。

 ハメイディ・エルワッハーブさん(14)は、父親の商店から「公開処刑」の現場を何度も目撃した。処刑は多くの住民が通りに集まる金曜礼拝の後が多かったが、政権軍が西から迫ると、住民を脅すようにほぼ毎日行われたという。「ここで自分が斬首される夢をよく見る」と話す。

 内戦前、約2万人が暮らしてい…

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