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 トランプ米大統領は22日、米西部アリゾナ州フェニックスで演説し「国を再建する時だ。我々の国民の仕事のために闘う」と述べた。最側近のバノン前首席戦略官を更迭した後の最初の演説で「米国第一」主義を今後も推し進める姿勢を強調した。

 トランプ氏は演説前、同州ユマのメキシコ国境を訪問し、国境警備隊員らを激励。無人偵察機やヘリなど、不法移民を取り締まる機材を視察した。その後、フェニックスに移動。「仕事を成し遂げるまで、止まることはない」と訴えた。

 会場前には、米バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義者と反対派が衝突した事件をめぐり、白人至上主義者を擁護するようなトランプ氏の発言に抗議するデモ隊が集まった。トランプ氏は「私は強い言葉で憎悪と暴力を非難したのに、偽ニュースが『人種差別だ』などと報じた」と訴えた。

 会場前のデモ隊は「トランプ氏は人種差別主義者」「壁ではなく、橋をつくれ」などのプラカードを掲げてトランプ支持者らを非難。支持者らも「敗者はお前らだ」などと言い返すなど、改めて分断が浮き彫りになった。(フェニックス=土佐茂生)