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 デンマーク・コペンハーゲンの海岸で今月、切断された女性の胴体が打ち上げられる事件があり、地元警察は23日、遺体は今月10日に潜水艦を手作りした男性発明家を取材して失踪したスウェーデン人女性記者と特定したと発表した。殺人罪で起訴された発明家は、「事故だった」と起訴内容を否認している。

 ロイター通信などによると、切断遺体で見つかったのはスウェーデン人フリージャーナリストのキム・ウォールさん(30)。8月10日夜、取材のためにデンマークの著名な発明家ピーター・マドセン被告(46)が自作した潜水艦に乗り込んだ後、行方不明になった。

 21日に海岸で見つかった胴体は首と手足が切断されており、金属製の重しが着けられていたという。ウォールさんが失踪した翌朝、この潜水艦は沈没し、マドセン被告は海上から救助された。当局は潜水艦は人為的に沈められたとみており、引き揚げたところ、内部からはウォールさんの血痕が見つかった。

 マドセン被告は、ウォールさんの死は「航行中の事故」で、遺体は「海中に遺棄した」と述べているが、供述は二転三転しているという。(ロンドン=渡辺志帆