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 トランプ米大統領は22日の米アリゾナ州での演説で、メキシコとの国境の壁建設に向けた予算が認められなければ政府機関の一部閉鎖も辞さない姿勢を示した。23日のニューヨーク株式市場ではトランプ氏の発言を嫌気し、大企業で構成するダウ工業株平均が下落した。

 トランプ氏は演説で「もし我々が政府を閉鎖する必要があるならば、(政府閉鎖をしてでも)私は壁を造る」と話した。トランプ氏は来年度の予算教書で16億ドル(約1700億円)を要求しているが、野党・民主党は反対の姿勢を示している。現会計年度が終わる9月30日までに暫定予算案などを通せなければ、政府閉鎖に陥る。トランプ氏の発言を受け、ダウ平均は前日より87・80ドル(0・40%)安い、2万1812・09ドルで取引を終えた。

 ホワイトハウスは23日、「トランプ氏と(共和党上院トップの)マコネル院内総務は壁建設や中間層の税負担軽減など多くの優先課題で結束し続けている」とする異例の声明を公表。共和党のライアン下院議長は「我々は政府閉鎖に関心はない」と話した。(ジャクソン=五十嵐大介