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 流産や死産を経験した夫婦が周囲から言われて傷ついたのは、どんな言葉なのでしょうか。朝日新聞のアンケートに回答を寄せた当事者たちに、その思いをうかがいました。

■(同僚から)「元気そうで安心した」

 東海地方の女性(43)は昨年、妊娠10週で流産した。赤ちゃんを外へ出す搔爬(そうは)手術を受けた後、体調を崩して入院。泣いて過ごす時間が多かった。

 勤務先の同僚がお見舞いに来ることになり、つらい気持ちを無理やり抑えて気丈にふるまうと、「元気そうで安心した」と言われた。さらに後日、その同僚が勤務先の人たちにも「元気そうだったわよ」と伝えていたことを知り、心外に思った。

 つらくても、相手に気を使わせたくなくて「大丈夫」と言ってしまう時がある。「本当の気持ちをわかってもらおうとしなかった一方で、『元気そう』と言われることには、悲しさを感じました」と話す。

 職場に復帰した後は、別の同僚から「早く子どもを作ったら」「私のほうが早く妊娠するかもね」などと声をかけられて、ショックを受けた。

 「上司や本人に嫌な気持ちだったと伝えようか何回も迷ったが仕事をするうえでギクシャクするかもと思って、言えませんでした」

■(友人から)「また来年には妊娠するだろう」

 東京都内に住む30代の男性は昨年、妻が妊娠18週の時に死産を経験した。男性はなかなか周囲に話せなかったが、学生時代の同級生を飲みに誘って打ち明けた。その同級生には幼い子どもがいるので、自分の気持ちをわかってくれるかもしれないと思った。話を聞いた相手は「大変だったな」と話した。

 その後、励ますように「また来…

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