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 専門職で年収の高い人を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」への対応を巡って混乱した連合は25日、東京・神田駿河台の連合会館で集会を開き、残業時間の罰則付き上限規制と高プロを一本化した労働基準法改正案を今秋の臨時国会に提出する政府の方針に反対することを確認した。

 連合は高プロを「残業代ゼロ法案」と批判してきたが、条件付きで容認する方針への転換を巡って混乱。組織内外の強い反発に配慮し、従来の反対に立場を戻した。法案要綱が審議される労働政策審議会が今月末に始まるのを前に、改めて法案の一本化に反対する姿勢を明確にし、組織の結束を高める狙いで集会を開いた。

 集会には、傘下の産別や地方組織の幹部約300人が参加。「高プロは長時間労働を助長しかねず反対」などとするアピール文を採択した。神津里季生(こうづりきお)会長は「長時間労働の是正は最大のテーマとして掲げてきた、いわば悲願。過労死、過労自殺をなくすためにベストを尽くしたい」と述べ、地方組織からは「ここで頑張らなければ、働く側の働き方改革にならない」との意見も出た。

 集会に先立って開いた中央執行委員会で、法案の一本化に反対する方針を正式に決めたものの、具体的にどう反対していくかは決まっていない。労基法改正案から高プロを削除するよう政府に求めるのか、それとも法案の修正を求めるのか――。中執委の後の記者会見で、今後の戦術について問われた逢見(おうみ)直人事務局長は「政労使それぞれの意見を受け止めながら、連合として法案要綱に対してどうするかを考えたい」と述べるにとどめた。(贄川俊)

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