【動画】津市でミサイル想定の避難訓練=小川尭洋、三浦惇平撮影
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 北朝鮮が日本海に向けて短距離ミサイルを発射した26日、津市榊原町で弾道ミサイルの飛来を想定した避難訓練があった。国と三重県、津市の共催で偶然ミサイルの発射と重なった。参加者はミサイルへの不安や、避難への戸惑いを口にした。

 「ミサイル発射。頑丈な建物や地下に避難してください」。午前10時すぎ、防災行政無線で避難が呼びかけられた。市立榊原小学校で草刈り作業中だった住民約200人は体育館へ走り、頭を守りながらしゃがみ込んだ。無線の音量が小さく、戸惑う人もいた。

 訓練は住民が集まる草刈り作業の日程に合わせて設定された。高沼幸(みゆき)さん(51)はこの日の朝、ミサイル発射のニュースを見て、「これはやっておかないといけないという気持ちになった」。夫婦で参加した川端教仁(のりひと)さん(39)は「訓練はやっておいた方がいいと思うが、この避難の仕方で本当に大丈夫なのか不安もある」と話した。

 訓練に参加した三重県の鈴木英敬知事は「避難を呼びかける放送の音が聞こえづらかったことなど、訓練で得た課題を県民に伝え、万全の体制をとりたい」と強調した。

 国は4月から各都道府県に訓練実施を呼びかけており、全国で11例目。東海3県では初めてとなった。(小川尭洋、三浦惇平)

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