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 子どもたちに無料や低価格で食事を提供する「子ども食堂」の活動を支援しようと26日、「奈良こども食堂ネットワーク」が発足した。県社会福祉協議会によると、県内で30以上の団体が子ども食堂を運営しているといい、互いに実践を学び、連携を強めるのがねらいだ。

 橿原市の県社会福祉総合センターでこの日開かれた「第6回なら小地域福祉活動サミット」に合わせ、設立式があった。会員として29団体、サポーターとして5団体がネットワークに参加。サミットでは、子ども食堂の県内での実践を報告するシンポジウムも開かれた。

 シンポジウムを前に、社会活動家で法政大教授の湯浅誠さんが「こどもを真ん中においた地域共生の未来」と題して記念講演し、子ども食堂は居場所づくりだと強調した。「食事を食べさせるだけの場所ではない。いろんな人の価値観や体験にふれ、視野が広がることが大事」と話し、「地域づくりの拠点にもなる。子どもに支えてもらう活動でもある」と締めくくった。

 ネットワークは今後、会員向けの勉強会を開き、公式ホームページを開設。啓発のためのイベントも開くことにしている。(加治隼人)