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■てんでんこ:音楽の力11

 東日本大震災から2カ月経った2011年5月11日、小曽根真(おぞねまこと)は前年亡くなった作家、井上(いのうえ)ひさしの追悼コンサートを東京で開いた。小曽根の妻、神野三鈴(かんのみすず)が井上作の舞台に起用されていたことが縁で、小曽根も音楽や演奏を数多く担当していた。

 大竹(おおたけ)しのぶ、井上芳雄(いのうえよしお)ら俳優も出演し、ステージには被災前と被災後の岩手県大槌町の蓬萊島の写真が映し出された。蓬萊島は、井上ひさしが脚本を共作したNHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとされる。小曽根は「先生が生きていたら募金を呼びかけるだろう」と舞台で話し、ひさしの妻ユリら出演者がロビーで募金箱を持って立った。

 打ち上げの席で、招待された大槌町職員、佐々木健(ささきけん)(60)が思い切って頼んだ。「町の防災無線で正午の時報代わりに流れていたひょうたん島のテーマ曲の音源が、津波で消失した。誰か作ってもらえませんか」

 「やります」。すぐ小曽根は手…

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