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 「残念石」。約400年前、大坂城の石垣の材料にと切り出されたものの、何らかの理由で使われなかった石をそう呼ぶ。そんな石たちがオブジェとなり、石碑となって再利用され、活路を開いている。

 大阪城の西側に今年3月にオープンした「大阪国際がんセンター」の玄関前に、花崗岩(かこうがん)のオブジェが飾られている。工事前の調査で発掘され、岡藩(豊後)の中川家のものとみられる刻印やくさびを打ち込んだ跡があった。発掘を担当した府文化財センターの担当者は「補修用として保管されていた石が捨てられた可能性が考えられる」と話す。

 1583年に豊臣秀吉が築城を始めた大坂城は1615年、大坂夏の陣で攻め落とされた後、地中深くに埋められた。徳川家はその後、各地の大名を動員して城の再建に取り組み、巨石を運び込んだ。その途中で放置されたのが、現在残念石といわれている。

 がんセンターの山崎洋・広報企画リーダーは「四百年も地中で眠っていた石。それだけで歴史のロマンを感じます」。今秋、がんセンターの隣に完成する予定の重粒子線がん治療施設の敷地でも同様の石が見つかった。施設はオブジェとして活用する。

 同市西区の安治川沿いには、巨…

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