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■小さないのち みんなで守る

 今年1月、真冬の早朝。生後まもない男の赤ちゃんが児童相談所の玄関前に置き去りにされた。赤ちゃんは保護され、若い男女が保護責任者遺棄の疑いでその日のうちに逮捕された。産む前に、だれかが救いの手を差し伸べることはできなかったのか。裁判や関係者への取材から、男女の足取りを追った。

 気温は約2度。今年1月中旬の午前6時過ぎ。前橋市の児童相談所の玄関前に、大人用の衣類にくるまれた男の赤ちゃんが置かれた。体重は約2900グラムで、へその緒はついたままだった。

 午前7時ごろ、隣の施設の職員が見つけ、児相に知らせた。タオルで体をぬぐう児相の女性職員の指を、赤ちゃんはぎゅっと握り返した。置き去りから発見まで1時間近く。命に別条はなかったものの、病院に運ばれたとき、体温は33・9度に下がっていた。

 「しばらくの間あずかって下さい。お金は少しずつ払いますのでよろしくおねがいします。もう二度とこのようなことがないように反省しています」

 赤ちゃんのそばに、手紙が置か…

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