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 菅義偉官房長官は29日午前、首相官邸で緊急の記者会見を行い、「午前5時58分ごろ、北朝鮮西岸より、1発の弾道ミサイルが北東方向に向けて発射された。弾道ミサイルは6時6分ごろ、北海道・襟裳岬上空を通過し、6時12分ごろ、襟裳岬の東1180キロの太平洋上に落下したと推定される」と発表した。現時点で領域への落下物は確認されず、航空機や船舶への被害報告などは確認されていないという。

 菅氏は「今回発射された弾道ミサイルは上空を通過したとみられ、我が国の安全保障にとってこれまでにない深刻かつ重大な脅威だ。アジア太平洋地域の平和と安全を脅かすものだ」と強調。「航空機や船舶の安全確保の観点から極めて問題のある行為であるとともに、安保理決議等への明白な違反だ。我が国としては、繰り返される北朝鮮の、度を越した挑発行動を断じて容認できず、北朝鮮に対し厳重に抗議を行い、最も強い表現で断固非難した」と述べた。

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 北朝鮮が発射した弾道ミサイルが29日、北海道を越えて太平洋上に落下した問題で、水産庁によると、29日午前6時1分に内閣官房からミサイル発射の一報を受け、都道府県や各地の漁業無線局などを通じて沖合の漁船に注意を呼びかけた。今の時期、北海道東沖ではサンマの棒受け網漁が行われているというが、漁船への被害は確認されていないという。

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