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 検索サイトのグーグルで自分の名前を入力すると、かつて逮捕された際の記事が検索結果として表示されるとして、現役の男性歯科医がグーグルを相手に検索結果の削除を求めた訴訟で、横浜地裁(長谷川浩二裁判長)は1日、歯科医の請求を棄却する判決を言い渡した。

 関係者によると、歯科医は約10年前に資格のない者に一部の診療行為をさせた疑いで逮捕され、罰金刑を受けた。原告側が地裁に対し、プライバシー保護のため原告の氏名、請求内容などを秘匿する申し立てをしたため、判決は主文を除いて明らかになっていない。歯科医の代理人弁護士は取材に、控訴する意向を示した。グーグルは判決についてコメントを出していない。

 この歯科医の逮捕歴については、削除を求めた仮処分の申し立てを受け、東京地裁が2015年、グーグルに検索結果削除を命じる決定を出していた。1日現在、同社の検索結果には逮捕されたことをめぐる記事が表示されない状態となっている。(古田寛也)