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 回転ずしチェーン「無添くら寿司」を運営するくらコーポレーションは29日、炭水化物に多く含まれる糖質を抑えた商品の販売を31日から全国約400店で始めると発表した。酢飯を使う量を減らすなどし、健康志向の消費者を取り込みたいという。

 酢飯の代わりに酢漬けにした細切りの大根を使い、にぎりずしや巻きずしに見立てた「シャリ野菜」は、糖質を最大88%カット。酢飯の量を通常の半分にした「シャリプチ」は、糖質もほぼ半分にした。いずれも税込み108円。ラーメンの麺をニンジンやもやしなどの野菜で代替した商品(税込み399円)も発売する。

 くら寿司は、酢飯を使ったカレー「シャリカレー」(2015年)や、米でつくった炭酸飲料「シャリコーラ」(16年)などユニークな商品を発売してきた。29日の新商品発表会で田中信副社長は「サイドメニューで回転ずしの常識を変えてきたが、シャリをお皿に残す人も増えてきた。これを機会に残さずに食べてもらいたい」と話した。

 健康意識の高い消費者向けに、炭水化物などを減らした「糖質抑制メニュー」は、すでに外食業界で広がっている。牛丼チェーンの「すき家」は4月に牛丼のご飯を米粉の入ったコンニャク麺に代えた「ロカボ牛麺」(税込み490円)を発売。「松屋」では、プラス50円で定食のライスを湯豆腐に代えられるサービスを5月に全国の店舗に広げている。(久保智)