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 京都・祇園の一角にある町家。のれんの奥に広がる和風のショーケースには、スイスの高級腕時計「ウブロ」が約150点収められている。ここでしか買えない新作もある。ウブロ直営店という顔を併せ持つ「大丸京都店 祇園町家」だ。

 海外ブランドと伝統家屋を組み合わせたJフロントリテイリングの試みで、第1弾の「エルメス」に入れ替わり8月にオープンした。観光の流れで、ふらりと立ち寄る客が絶えない。

 Jフロントの野心的な店づくりは、百貨店内でも走り始めている。

 大丸京都店に昨秋できたビューティーショップ「アミューズ ボーテ」が、その一例だ。カジュアル料理店の「ビストロ」をイメージし、カウンター席に見立てたスペースで商品を自由に試せる。化粧品やボディーケア商品、生活雑貨、有機食品など国内外から約90ブランドを集め、百貨店業界でも異彩を放つ。インターネット通販や美容室で人気の品もそろえた。

あえて逆ねらう

 百貨店は長年、ブランドごとに売り場を構え、手厚い接客が持ち味だった。典型は化粧品売り場の一対一のサービスだが、客のなかには「こんなにされたら買わなければ……」と感じるケースも少なくなかった。京都店のボーテが重視するのは、あくまで気楽に立ち寄れる雰囲気。眺めるだけもよし、試すだけもよし。「商品を主張しすぎず、こちらも必要以上の接客はしない」。店長の北川公彦(56)は解説する。

 百貨店の伝統的なサービスが高級コース料理なら、その逆をねらう。「アラカルト料理のように味わってもらう」。幅広い層を呼び込み、業績も堅調だ。他店での展開も検討されている。店を訪れた女性(42)は「会社帰りに何度も来て、お気に入りブランドを見つけた。安くはないが、店員さんを気にせず自由に商品を試せるのがいい」。

■厳しさ増…

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