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 あの日――。強烈な体験の末に、脳裏に深く刻み込まれたのは「音のない情景」だった。避難の途中や避難先で見た忘れられない記憶。多感な時期に、爆心地から約2キロの場所で被爆した塚本昭さん(86)=府中町=に話を聞いた。

     ◇

 1945年8月6日。旧広島二中(現・広島観音高校)2年生で、勤労作業に従事するため東練兵場(現・東区光町付近)にいた。水を飲みに行き、同級生が集まる場所に戻る最中のことだった。

 上空で、2機のB29の翼がキ…

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