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 サッカー日本代表が、2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会への出場を決めた。8月31日のアジア最終予選で、これまでのW杯予選で2敗5分けの豪州を相手に2―0。初勝利を無失点で飾った立役者は、最終予選9試合で唯一、フル出場のDF吉田だ。

 31日の豪州戦。定位置のセンターバックに入った吉田はDFの最終ラインで的確にカバーリング。相手をゴールから遠ざけた。イングランド・プレミアリーグでプレーする29歳は「総じていうと、うまくできた」と振り返った。

 W杯予選は前回のブラジル大会で初めて臨み、安定感ある内容で本大会への出場を決めた。しかし今回の最終予選は初戦のアラブ首長国連邦(UAE)戦で敗れるなど厳しい船出。6月のイラク戦では、GK川島との連係が取れず、自陣ゴール前を突破してきたイラク選手にこぼれ球を押しこまれて同点に持ち込まれた。そうして苦しんで突破した予選だけに、「うれしさは前回よりすごく大きい」とほっとしたように話した。

 今や代表試合出場数は76。今回の予選では、負傷していた長谷部に代わって主将を務めるなど、強い存在感を示した。そうしたなか、チームの変化も感じている。今回の最終予選では31日の豪州戦でゴールを決めた浅野、井手口ら若手が台頭。吉田は「フェアな競争があるのは成長を促してくれる。新しい選手がポジションを乗っ取るような戦いが常にあれば、チームにはプラスになる。競争は歓迎」と話す。

 ロシア大会に向けて、吉田は「それぞれの選手が各クラブで出場時間を確保して、良い状態で臨まなければならない。これからの強化が重要になってくる」。浮かれることなく、1年後の大舞台へ意識を高めている。(堤之剛)

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