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 中国吉林省長春で1日に開幕した「第11回中国―北東アジア博覧会」のフォーラムでの講演で、中国の汪洋副首相が朝鮮半島情勢に触れ、各国の対話を通じて半島の非核化を目指す立場を強調した。一方、同じ場で講演した北朝鮮対外経済省の具本泰副大臣は核ミサイルの開発継続を示唆し、両国の立場の違いが浮き彫りとなった。

 博覧会は北東アジアの経済・貿易振興を目的として中国商務省や吉林省などが主催。フォーラムには日本やロシア、韓国などの政府高官らも参加した。汪副首相は「現在半島情勢は極めて敏感で複雑だが、中国は半島を非核化するという目標を堅持し、対話で問題を解決して地域の発展のために努力する」として、関係各国に自制を求めた。

 一方、具副大臣は核ミサイル開発の進展を念頭に、「わが国の戦略的地位がかつてないほど高まったからこそ、朝鮮半島と北東アジア地域の平和と安定は確かなものとなった」と演説。「われわれ共和国の自主権を尊重する、友好的な国々との関係を発展させる」として、経済建設と核開発を同時に進める金正恩(キムジョンウン)政権の「並進路線」を堅持する姿勢を示した。(長春=平賀拓哉)

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